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17-D-0950 2018年 2 月 2 日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
綜研化学株式会社
(証券コード:4972)【据置】
長期発行体格付 BBB 格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 粘着剤を主力とする化学メーカー。高分子合成や重合装置に関する知見を強みとし、微粉体、特殊機能材、 加工製品、装置システムなども手掛ける。ニッチな事業分野で、技術力を背景に高い市場地位を確保。特
に、中小型液晶パネル用途の粘着剤で高シェアを保持し、複数の有力光学フィルムメーカーと継続的な取
引関係を構築している。近年は中国での事業基盤の強化を実施。さらなる販売拡大や収益性向上に向け、
南京工場の能力を増強し、同国の液晶パネル市場向け粘着剤の採用獲得を進めている。
(2) 足元の業績は堅調に推移している。中国では液晶パネル市場の拡大を背景に、関連部材の産業集積が進ん でいる。一時、停滞していた粘着剤需要も回復してきており、当社でも市場開拓の成果が出てきている。
液晶分野への依存度が大きいため、中長期には有機 EL市場の拡大がリスク要因となる可能性があるが、 当面、当社の収益基盤が損なわれる懸念は小さい。また、引き続き、良好な財務状況を維持可能と JCR では想定している。以上を踏まえて、格付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3) 18/3期営業利益は 24 億円(前期比 4.9%増)と2 期連続の増益になる計画である。原料価格の上昇を、 中国市場での販売増で吸収できる見通し。現状、良好な収益環境が大きく悪化するような動きは見られな
い。最高益水準(08/3期営業利益37億円)には及ばないが、19/3期も収益は堅調に推移すると考えられ る。中長期的な収益力の強化・安定化に向けては収益源の多様化が求められる。引き続き、大型パネルや
自動車向けなどの粘着剤、両面テープなど加工製品の拡販状況に注目していく。
(4) 18/3 期第 2 四半期末の財務諸指標は自己資本比率 61.5%、DER0.18 倍など良好な水準にある。期間利益 の蓄積により、当面、着実に自己資本の拡充が進むと考えられる。一方、中期経営計画(18/3 期~20/3
期)では設備投資55億円に加え、成長投資枠30億円を設けており、従前に比べ投資支出は膨らむ可能性 がある。ただし、キャッシュフロー創出力を考慮すれば、財務構成の悪化は限定的なものにとどまると
JCRでは想定している。
(担当)藤田 剛志・川越 広志 ■格付対象
発行体:綜研化学株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 BBB 安定的
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2018年1月31日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:涛岡 由典
主任格付アナリスト:藤田 剛志
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「化学」(2012年3月26日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 綜研化学株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・格付関係者が提供した監査済財務諸表
・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 TEL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026